午前中に除幕式が行われた根室市平和祈念の碑
午後からはその平和祈念の碑の前で
根室空襲研究会・根室空襲犠牲者銘記す会による根室空襲犠牲者鎮魂慰霊祭が開催されました
遺族など約40人が、読経、焼香、犠牲者のお名前の奉読、刻銘の拝礼を行いました
遺族の一人である谷藤さんが代表して追悼の言葉を捧げました
「 7月14日の空襲は根室港に停泊中の輸送船などが標的となり、15日は早朝より繰り返し、繰り返し飛行機からの爆弾投下、機銃掃射などの攻撃が続き、たちまち町は火の海となった。
ある人は避難していた防空壕の中で、燃え盛る火炎を逃れようと逃げ惑う途中で、多くの人たちが為す術もなく、未来も夢も家族の団欒も、人生のすべてを断ち切られて亡くなった。
70年たった今もあの日のことは脳裏に焼き付いて忘れることはない。
あらためて名簿を見て、生まれて間もない赤ちゃん、幼い子どもも多く、痛ましさに胸の締め付けられる思いがする。犠牲になった人はいったいどんな罪があったというのか。
戦時中どんどん乏しくなっていった食料や、生活物資を何とか崩して、必死に毎日の暮らしを立てて、懸命に生きていた人たちだった。
私たちの経験した戦争は何一つ良いことは無かった。戦争の後に残るのは悲しみだけ。
戦後70年、平和憲法のもとで続いてきた今危ぶまれる状況となっている。
あの戦争で犠牲となった多くの方々の無念の死を思うと、再び戦争への道を歩むことは絶対に止めなければならない。いま一人ひとりの力を合わせて、この平和がいつまでも続きますように 」
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