2015年6月26日
本会議が開催され、2015年根室市議会6月定例月議会が終了しました
6月25日に開催された各常任委員会と6月26日に開催された予算審査特別委員会の報告がされ、全会一致で可決しました
補正予算の主なものは以下のとおりです。
- 沿岸漁業振興対策事業経費 11,980千円
- → 12月に高潮被害をうけた、ウニ種苗生産センター備品整備です。簡易的な補修を行って運営してきましたが、老朽化した機器などもあり市の水産振興基金を活用して機器の更新を行いました。またさらに市では今後9月議会にも補正予算を計上して動力盤などの工事をあわせて、種苗を出荷し終えた10月以降に実施する予定とのことです。海抜0㍍地域の港の付近に建設した建物のため、高潮時には地下水が吹き上がり大きな被害となりました。抜本的な対策を進めるには費用など様々な問題があります。平成2年建設で、平成33年には耐用年数を経過するため、新たな新築問題のときにこれらの対策についても市はあわせて検討をしていきたい、としています。
- 市営住宅維持管理経費 18,000千円
- → 市では長寿命化計画にもとづいて計画的に市営住宅の修繕を行っています。今回は、北海道を通じて配分される社会資本整備総合交付金が増額となったため、以前から実施している駒場団地の補修を今年度さらにもう一棟追加する補正予算です(今年度すでに一棟の修理を実施しているので、今年度は二棟分を修繕工事します)。
- 根室港海岸保全事業経費 7,400千円
- → 昨年12月に高潮被害を受けた根室市街地ですが、「海岸事業」として対策を実施するために、北海道が指定する「海岸保全区域」に指定を受ける必要があり、未指定だった弥生町の船溜まりを測量など調査するための費用です。道の指定を受けた後は、2016年に高潮を防ぐために防潮堤等どんな方法があるか調査検討を行い、市としては早ければ2017年にも着工していきたいとしています。
- 春国岱原生野鳥公園木橋災害復旧工事 14,000千円
- → 昨年12月の低気圧と高潮で大きな被害を受け、現在も通行止めの春国岱の木道ですが、現在は北海道管理の入り口付近の木道の修繕を行っています。市の管理の木橋の復旧工事が完了(10月ごろを予定)すれば、一部ダイヤモンドピアと呼ばれる丈夫な工法を用いて今回も被害を受けなかった木道部分まで繋がるため、公園の途中まで木道に入れることになります。春国岱原生野鳥公園は道立公園であり、木橋についても道の整備事業として実施するよう求めましたが、予算の確保が厳しく道の事業として実施できませんでした。残りの全壊している湿原の木道に関しては、市は来年以降も北海道と相談しながら対応を進めていきたいとしています。
以下の意見書は賛成多数で可決されました(表題のみ)
- 憲法を守り、日本を海外で戦争する国にする戦争立法の廃案を求める意見書
- 環太平洋戦略的経済連携協定の交渉状況に関する情報開示を求める意見書
- 安全保障法制の慎重審議を求める意見書
- 道教委『新たな高校教育に関する指針』の見直しと地域や子どもの実態に応じた学校づくりの実現を求める意見書
- 地方財政の充実・強化を求める意見書
- 労働者派遣法改正案、労働基準法改正案の撤回を求める意見書
- 義務教育国庫負担制度検事・負担率1/2への復元、「30人以下学級」の実現をめざす教職員定数改善、就学保障充実など2016年度国家予算編成における教育予算確保・拡充に向けた意見書
- マイナンバー制度の施行中止と制度廃止を求める意見書
また、決議案として
- ロシア200海里水域におけるさけ・ます流し網漁業の長期的・安定的な継続をもとめる決議
を、全会一致で可決しました
根室市議会人口ビジョン・総合戦略策定等に関する特別委員会が設置されました
今年度、根室市は「根室市人口ビジョン」と「根室市創生総合戦略」を策定しますが、行政と議会が共通の認識にたって推進していく必要があるとされています。ビジョンや総合戦略の策定とその後の効果検証のために、9名の特別委員会を設置しました
委員名簿は以下のとおりです(敬称略)
- 鈴木 一彦
- 橋本 竜一(副委員長)
- 小沼 ゆみ
- 工藤 勝代
- 本田 俊治
- 佐藤 敏三
- 滑川 義幸(委員長)
- 久保田 陽
- 遠藤 輝宣
0 件のコメント:
コメントを投稿