2015年 根室市議会 3月定例月議会

2015年3月2日

根室市議会は、3月定例月議会を開催しました
3月18日までの17日間の開催日程です

当日、審議された議案は次の通りです

• 根室市中小企業振興基本条例　→　2014年12月定例月議会で議案提案されたこの条例案は、産業経済常任委員会に付託され、12月定例月議会終了後も継続して審査がおこなわれました（常任委員会に付託された議案の継続審査は、議会改革で「ほぼ通年」議会の形式をとってからは初めてのｹｰｽです）。審議の経過の中で本条例に対して産経委員会では「小規模企業振興基本法とその関連法の趣旨や具体的な施策が十分に活かされるような調査審議を行い、一定の時期までに見直しなどの措置を講じられるよう要望する」という付帯決議が付され、全会一致で可決しました
• 根室市総合計画（第9期）に係る基本構想及び基本計画の策定について　→　2015年1月緊急議会で議案提案された議案で、特別委員会で審議を行った結果、全会一致で可決しました
• 平成26年度3月補正予算　→　一般会計では国の経済対策を財源にして2015年度に予定していた厚床小学校校舎改築や厚床中学校屋内運動場改築などの大型事業を2014年度に前倒しして補正予算化されました（実際の予算執行は2015年度に全額繰り越されます）。その他の特徴的な補正予算としては、病院への繰り出し金が1億7,364万円増額になり、2014年度の病院への繰り出し金の総額は17億9,969万円にのぼります。今回の補正の主な内容は、市立根室病院は、2008年度に不良債務を解消するために「公立病院特例債」として10億4,790万円起債発行しており、毎年1億4,970万円づつ償還していましたが、それを来年度の償還分を前倒ししたためです。ちなみに来年度が償還の最終年度の予定でした。しかし新地方公営企業会計制度が導入されたことにともなって（説明が煩雑になるので詳細は省きます）、今年度の病院事業会計では当初予算の段階から約4億8,700万円程度の不良債務が発生する見込みとなっていました。不良債務を解消するために借金をして、その返済をしている最中にまた不良債務が発生するのは拙いよね、というわけで市当局は国や北海道にも照会しながら対応を検討していましたが、結果として、前述のとおり前倒しして特例債を完済することになったそうです

3月定例月議会は、議案調査のための休会をはさんで、来週の火曜日、3月10日に再開されます