2014年11月28日
道東勤医協友の会根室支部は、千島町の町内会館をお借りして、地域の介護問題についての懇談会を行いました
ご家族の介護をしている方など町内近所さんなど、20名ほどの方が参加してくださいました。
道東勤医協訪問看護ステーションエトピリカ居宅介護支援事業部でケアマネをしている小川さんが、
来年度からまた大きく変わる介護保険制度の問題点について説明をし、参加された方々から次々と、意見が出されていました
高齢化の進展とあわせて、独居や高齢者のみ世帯の増加、認知症の増加など在宅生活を続けるために困難な要因が、ますます広がっています
現在でも根室は近隣の助け合いが盛んな町だと思います
しかし、それだけでは当然個々の生活を支えきれないのが実態です
入所施設はこの数年で少し拡充され、住居系のサービスも新しくつくられてきていますが、まだその数は足りません
あるいは入居のための費用が高く、年金では賄いきれない実情もあります
こうした中、行政と住民が一体となって、地域での在宅生活を支えるために、根室ではどのような仕組みづくりを進めていくことが必要なのか
国がいう「地域包括ケア」ではこうした問題を正面からとらえているのですが、その理念や目標とは裏腹に、
何故か進められようとしている制度改正の中身は、とにかく社会保障給付費の抑制削減に重点が置かれ過ぎています
住民が支え会う社会は、国が公的責任を後退させて行けば自然勝手に実現されるものではないと思うのですが
「全体的な数値」でしか物事を判断しない国の偉いお役人様は、そんなことにもきっと興味は無いのだろうな、とつくづく考えさせられます