2025年 7月31日
日本共産党根室市議団は根室市に「猛暑による熱中症対策等に関する要望書」を提出しました。
今夏は根室市内でも例年になく厳しい暑さが続きました。
7月下旬には30度を超える真夏日が5日間連続し、釧路・根室地方にも熱中症警戒アラートが発表。臨時休校も実施されました。
こうした中、熱中症の受診や救急搬送の件数が増加したそうです。
一昨年の酷い暑さから根室市は公共施設や保育所等でエアコン設置など進めてきました。
しかし冷涼な道東・根室市でも今後「猛暑」となる年が増えていくことが懸念されます。
7月30日のカムチャッカ半島の大地震の津波警報で多くの市民が地域会館、図書館や市役所等に避難しました。学校の屋内体育館での避難所でも冬期間の寒さ対策と夏の暑さ対策は双方で検討が必要です。
こうした内容を含め、市民の命と健康をまもるため、市と市教委にさらなる対策の推進を要請しました。
要請した内容は、
- 熱中症アラート等が発表される状況下では災害対応と同様に市職員、関係機関が連携し高齢者等への安否(健康)確認を推進すること。
- 国の「空調設備整備臨時特例交付金」等を活用し、学校体育館(避難所)への冷房設置を行うこと。
- 市営住宅へ網戸を設置すること。
- 市立保育所、市立学校はじめ公共施設で配備されている窓エアコンやスポットクーラーの効果について検証し、各施設ごとに本格的なエアコン導入が必要かどうか再度見直し検討すること。
- 市内医療機関、介護・福祉施設等におけるエアコン設置状況の把握と必要に応じて市の支援策を検討すること。
- 低所得者に対するエアコン設置、整備に関する助成を行うこと。
- 消防はじめ屋外で活動する市職員の熱中症予防に有効な装備・資機材等を充実させること。
の7項目です。
要請に対して石垣市長は「それぞれ教育委員会や担当課と協議していきたい」と答えていました。
引き続き必要な対策を市、国、道に求めていきたいと思います。