一般会計は176億3,700万円(前年+5億3,100万円)です。
昨年秋の時点では約8億円の財源不足が見込まれていましたが、ふるさと納税から約19億8,700万円を活用する等により、財源不足を1,800万円にまで圧縮しています。
ただ来年度は大型の公共工事等がそれほど多くない年だったこともあり、
将来的に塵芥焼却場や総合体育館、ごみ埋め立て処分場、そして市役所本庁舎など
さまざまな大型の公共工事が必要となってきます。
それらを見据えた場合に、今後も苦しい市財政運営は続くものと考えられます。
根室市の新年度予算に関係する新たな制度や制度改正の一部をご紹介します。
●固定資産税の減免
特定空家を壊すと固定資産税が高くなるので、税額を減免する制度を創設。
●特定空き家の除却費の助成
特定空家と認定されたら、取り壊し費用の1/3以内、30万円まで助成。
●幼児発達相談事業
言語聴覚士など専門職による幼児の発達相談を年3回実施する。
●風しん予防接種の検査・予防接種
昭和37年~54年生まれの男性に抗体検査と(陰性の場合)予防接種の費用を助成。
●骨髄移植後の予防接種
骨髄移植で、これまでの予防接種の免疫が無くなった方へ再接種費用を助成。
●新生児聴覚スクリーニング検査の助成
新生児の聴覚検査にかかる費用の9割を助成。
●農畜産業活性化推進事業
農業関係者による根室ブランドや担い手確保などを協議する組織を設立。
●エゾシカ利活用推進協議会
ハンターや精肉技術など有効活用を図る人材育成を行うための組織を設立。
●民間業者が「教員専用住宅」を建設
アパートの建設と運営は民間が行い、市はそのための土地を無償貸与する。
●「根室市つながり手帳」の作成
高齢者の病状等を記入し、医療や介護事業者が情報を共有する手帳を作成。
●水道料金の減免の対象世帯を拡大
減免の範囲を生活保護基準の1・1倍に拡大(生保基準以上の減免割合は15%)。
●花咲線普及促進活動助成金
花咲線普及の活動を行う地域の団体に活動助成金を交付(1団体に20万円上限)。