2016年8月18日木曜日

産業経済常任委員会 行政視察 1日目

2016年8月17日(水)

根室市議会の産業経済常任委員会(千葉委員長)は、行政視察のため、北大北方生物圏フィールド科学センター忍路臨海実験場を訪問しました

ここでの視察テーマは
・道内の昆布漁業の現状と沿岸海域の環境変化との因果関係について
・今後の昆布漁業の生産量と課題について
です

この日、北海道に上陸した台風7号による荒天のため、海上から磯焼けの現状をみることはできませんでしたが、
忍路臨海実験場の所長である四ツ倉典滋准教授より、北海道の昆布をとりまく現状と課題について講義をいただきました

海水温の上昇や海中の栄養の低下など生育環境が変化したことによって、資源量の減少やコンブの分布に変化が起こっている
こうした中、中国では養殖のマコンブが年間100万トン以上、生産されている
日本のコンブはどのように差別化を図っていくのか?
また食の文化を守る観点から世界に類の無い日本の寒流系のコンブを残していく必要がある
選抜や掛け合わせにより高水温化対策を図り、生産性向上への取り組みをすすめていくことは可能だが、勝手に進めることは出来ない
そのためには組合、漁業者、行政、研究者などいろいろな団体が横の連携を図っていくことが必要と強調しておられました

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