2017年2月8日水曜日

第39回 市町村議会議員研修会in東京 2日目

2017年2月7日
 
「第39回市町村議会議員研修会in東京」の2日目です
本日は2つの専科に分散して受講しました

専科Aでは、 服部メディカル研究所の服部万里子所長が
「介護保険・新総合事業を見据えた自治体の役割」をテーマに講演されました
服部氏は、
国が進める地域包括ケアの現状と自治体の役割では、
国の政策の方向性として医療から介護へ、 施設から在宅へ誘導するための法制度の現状や、
そうした流れの大きな一環である自治体の新総合事業の取り組み状況について、
そして介護保険の範囲を縮小する一方で、保険外のサービスを拡大し民間が請け負う問題について説明しながら、
お金のある一部の人しかサービスを買うことができなくなる、
既存の介護保険事業者がどんどん倒産している、
結果として介護を必要としているひとが受けられなくなる問題を指摘しました
また、こうした次々と行われる法制度改正に対して、
自治体など現場から問題点を意見としてしっかりとあげていくことが必要と言います
介護現場の人材不足は、資格を持っている人が少ないわけでなく、有資格者が介護福祉の仕事につかない状況
低賃金・非正規雇用が中心の介護で採用困難となっている根本原因は、まともな介護報酬が設定されていないことにある
医師や看護師などと同じように、介護分野でも職能団体がひとつにまとまって、報酬増など処遇改善を国に求めていく必要がある、と述べました

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