2015年11月17日火曜日

北海道に地域課題を要望

2015年11月16日~17日
日本共産党の道議会議員と道内各自治体の地方議員が一堂に集まって北海道や国出先機関、JR等に対してそれぞれの地域の地域課題を要望しました

次年度の予算編成に向けて毎年行っているものですが、今年度は一斉地方選挙の関係などから例年より遅い時期の開催となりました

根室からは先般、根室振興局に対して提出した要望事項のほかに、さけます流し網漁業禁止に関わる諸課題や減便が計画されているJR花咲線の問題について、地域の声を要請しました

道水産林務部 中田水産局長と懇談


北海道に対するサケマス流し網漁業禁止にともなう対策についての要望事項

2015年11月16日 日本共産党根室市議団

1.要望行動をしてから二カ月を経過したが、いまだに具体的な対策が見通せないことから、早期の実現を国に要望すること。

2.サケマス流し網漁業の大幅な削減、さらにはその後のサンマ漁、秋さけ漁の不振、度重なる災害により地域経済は深刻さの度合いを深めており、早急な経済対策が求められていることから、北海道としても具体的な検討を願いたい。

3.現在、ロシア二百海里内におけるサケマスの操業機会の確保に向けた折衝が行われているが、来年の漁期とその準備期間に間に合うよう、ロシア側との積極的な「交渉」について、北海道としてもその取り組みの強化をはかること。

4.サケマス流し網漁業の代替漁業(日本二百海里内小型サケマス漁船、サバ、イワシ等)や漁法変更などについて、既存の漁業との調整等について北海道として主動的な役割を果たすこと。

5.サケマス対策については多くの関連産業にかかわること、既存漁業や漁業者間の調整等が必要となること、栽培漁業等を推進する上で事前の調査・研究等が重要となり、中期的な取り組みが求められることとなる。そのため、一過性の対策となることのないよう国に強く要請すること。

6.ロシア二百海里内でのサケマス流し網漁業禁止による原魚不足を補うためにも、現在道が主体的に取り組んでいるふ化放流事業の抜本的な改善が必要と考える。とりわけ、根室太平洋側の水揚げが激減していることからその対策として、北海道立研究機構「さけます・内水面試験場 道東支場」の機能の充実と人員配置等の体制整備を行うこと。

7.北海道海面漁業調整規則ライン(いわゆる中間ライン)の見直しを行い、狭められている海域・漁場の確保を行うこと。

8.漁業対策等の実施にあたっては、根室市が置かれた漁業経済環境の激変に配慮するとともに、地域の置かれている厳しい経済状況下にある事業と対策を推進しなければならない状況を十分認識され、北海道としても例えば漁場整備等々については、具体的な財源措置を講じて地元負担の軽減に特別の配慮を行うこと。

9.根室市として21項目の要望を行っているが、農林水産省以外、例えば水産加工業、運輸業等の要望事項については、現在に至っても具体的な国の動きが見えてこないことから、来年以降の経営見通しに大きな不安を感じている実態にある。北海道として改めて関係省庁に強く要請し、具体的な対策が進むよう強い働きかけを行うこと。

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