2014年9月17日水曜日

根室市議会 文教厚生常任委員会 委員協議会

2014年9月17日
根室市議会の文教厚生常任委員会(本田委員長)は、委員協議会を開催しました
学校給食の状況について、市教育委員会の事務局さんから説明を受けました
 
また、秋田県秋田市の学力向上の取り組みや、秋田県横手市の市立大森病院について、
委員会として出来れば11月中に行政視察する方向で、準備を進めていくことが確認されました
 
根室市の小中学校の学校給食について、他地域から転校してきた一部の父兄等から、給食の内容について不満の声が聞かれることがあります
  •  学校給食は自治体間で格差があり、写真だけ見ても、たしかに立派なメニューを提供している地域もある。たとえば別海町などは秋サケなど、地元食材を活用した給食を提供することもある。そうした中で、根室市は3つのセンターで共同調理しているが、老朽化した狭い施設設備の中で、調理方法に制限がある(例えば焼き魚を提供することができない)
  • そのため既製品の食材を調理するメニューも多く、コスト的にも高くつく要因のひとつになっているのではないか。
  • 学校給食の栄養士さんは、限られた設備と予算の中で、出来るメニューを創意工夫しているが、大変に苦労している状況だ
と、市教育委員会は現状について説明します
 
各常任委員さんからは、
  • 根室市では、以前から給食センターについて1か所に統合するかどうか検討されてきたが、いまだその結論が出ていない。財政的な問題はあるが、市としても方向性を結論付けて示すべきではないか?
  • 他の地域に比べて、「食に対して興味を持たせる工夫」が足りないのではないか? 食器やバイキング形式など提供方法の工夫などいろいろな余地はありそう
  • 他地域の優れた取り組みを数多く「視察」しながら、限られた設備ではあるが、根室でも取り入れられる要素があれば、実行していってほしい
など、さまざま意見がだされました

市教委の説明によると、
  • 以前試算した給食センターの建設費は約15億円。しかも当時よりもさらに衛生管理などもとめられるハード基準は高くなってきている。
  • 根室は1日あたり2440食提供するが、近隣地域では釧路町の給食センターが2500食/日の生産能力で約9億7,500万円で建設している
  • 根室も新しく建てるとすれば、規模的にだいたいその程度が目安になるのかもしれない
  • ただし、現在は建設にかかる国の補助金が無くなってしまって、見込めない課題がある
  • 今後、市内小中学校の適正配置(統廃合)の計画が進められるが、その中で、建設の候補地も含めて、今後の方向性を考える上で整理すべき課題になる
ということです

 

0 件のコメント:

コメントを投稿